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連続 反復 トレース

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「漫画大国日本、日本の幽霊、心霊現象、フラット」

根底にあるのはレイヤーと錯覚、眼球の束縛かもしれない。

心霊写真は和洋両方にあるという。洋モノはくっきりとサタンとかはっきり確認できる一方和モノは朦朧としたヴィジョンのお化けが確認できたり、手が増えたりする。

マリア様は目から血が出て、五月人形は髪が伸びる。

洋モノは風景に悪魔とか彫刻に液体とか洋モノは別のエレメント、要素を持った「具体的素材」が添加される気がする。そこで3次元の空間認識は揺らがない。

和モノは水平である地面と立ち上がる身体の接点である「足がない」お化けがメジャー。三次元空間の要素であるところの奥行きが、距離として曖昧。

足のないお化けの「距離の不在」と五月人形の髪、手が増える、首が伸びるなどの「増える*伸びる」、3次元的認識が揺らぎ、「現象が広がる」。

和モノはフラットであると言い切るのは早いがどうだろうか。

奥行きは目で測る。ただ見る、ということでも距離は測れる。西洋絵画の伝統は空気遠近法ではない方の遠近方と自分は教育されたし、具象の絵画には接地面、が重要視される。
そのように地面は奧に行けば狭まるように見え、その地面の部分の連続の一部の地点から立体が立ち上がる様や、地点に落ちる影を見て距離と大きさが判定できる。

それに加え両目で見ることで立体を把握する。
左右に離れた目に入った光景の差違から脳が空間を把握する。
この2点を使う空間把握は人間や動物にとって普遍といえる。

絵画は平面である。絵画は空間に置かれるモノなので平面は3次元であるが、本質的に奥行きがないという2次元の観測は不可能ではないといえる。
接地面の認識と、二つの目と脳の連携の連携を妨げれば可能だと言えまいか。

ためしに3Dピクチャーを見る方法を提案する。砂嵐みたいな絵の上に大体点が2つ打ってあってそれをみながら顔に近づけたり離したりする。
点が3つに見える距離があってそれを維持する。

絵がないじょうたいでそれをやったら風景がだぶって見える。
人混みでやってみよう、人が増え、遠くの人が近くの人をすり抜けたりする。
見る対象のもつ立体的な現象は崩壊する。
両目を正常に空間に向けたときは質感や存在を把握するが、一方のこの状態では限りなくフラットに見える。

。。。。。。。あとで続きを書く予定
友人の搬入にいきます。

◎思いついたキーワード
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by wasurerare | 2009-06-11 17:55 | Ikoi_Girl__憩娘
Tomoaki Shibata, Artist from Japan is owner of this home page since 2006.Tomoaki runs own 2 home page. Another is main act. This act: news&blog Another:main.. http://wasurerare.jimdo.com/

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