tugihagi

「17日のこと」



めだった近況といえば、おとつい作家の村上龍さんに酷似した姿かたちと態度を有した顔つきの良いラティーノのおっさんの店で買った4$+TAXのグラサンが小さく、
隙間から入る日差しが目と首の付け根、凝った肩に痛くて不快。

最強の日差しの降るなか、渡米後、連日裸眼だったので目がかなりやられてきて室内でも目がぐりぐりする。

グラサンを買い換えるべきだが、そういうときの自分の気質が疎ましい。

毎回バスに乗ると白人でない巨体の運転手が安心感のあるごっつい、”モビルスーツ”みたいなグラサンをしているが、

何処でゲットしたんっすかと、訊ねようとしたがめんどくさいからやめる。

横断歩道ですれ違うミドルにも、いいの持ってるね、といいたくなるがめんどくさい。

ならばさっさと買えばいいじゃんという明快なはなしだが、

もったいない、もったいないから、不便な物件でもなんとか使いこなそうとか無駄に思ってしまう。

目のまわりの筋肉を変形させてレンズにフィットさせたり、極限まで眼球にレンズを押し付けたが、めんどくさい。

めんどくさいという日本語もつくずく便利だとも思う。



結論として、近いうちにサンタモニカに新品を買いに行こうと決めた。
先週、安価な、1.75ドルのBIG BRUE  BUSというハイウェイエクスプレスでサンタモニカに放浪に出かけたとき、

RAYのショップをサンタモニカのバス停の隣に見つけた。

日本ではあまり市場に出ないが良いアウトドアブランドだ。個人輸入する知人もいる。

ドロップアウトしたアウトドアマンとして、そこで腹いせも兼ねたのを買おう、そう思っている。



喜ばしいことは古本屋を見つけられたことだ。

さっそく少年アシベ執筆前の森下裕美、ガキデカ後の山上たつひこ、最近の村野守美の3冊の単行本をゲット、

直感的に魅かれたセレクトだが、腑に落ちる。  

ホテルで読み、それらの表現センス、巧さが抜群で日本人であることの喜びを享受した瞬間だった。

狭い14号室にて養生用に黒いゴミ袋を敷き詰め制作に励んでいるが、漫画のおかげで、がんばれそうだ。



昨日17日は遅くおき、レバー、えりんぎ、子鯵のキムチ、たまねぎ、にんにく、キャベツを使ったパスタ、生キャベツと韓国風カブのなますを和えた小鉢を作って

プラネーさんから貰ったジュリトスを飲み、それを食べた。



二度寝し、昼3時頃、

DD DASHという0.25$の低料金巡回バスでチャイナタウンのナウなギャラリー街、チャンキンロードに行き見学した。

そこの長屋の端に、地元の人が便利にしてそうな

薄暗くて小さい食料品屋で

コリアタウンやリトル東京周辺では手に入らない、

$0.89の腑に落ちた価格の

手ごろなサイズの牛乳パックを見つけたので

買い、美味しく頂き、うろうろした。



チャンキンロードの

ギャラリーらを9月にクロスカレント日本人作家団で査察したが、

今回、展示替えしてあるところが数軒あり、

また、2軒ほどが初日だった。

その内の一軒、”SABINA LEE GALLERY”は

オープニングレセプションが6時からだった。



インストール(搬入)中だったが、

軒先で熱心に窓を磨いていた、

サビナ.リーさんが、どうぞ中を見てってくれといってくれた。

熱心で、好意的な印象を持った。

展示も良かった。



夕方5時、予定してあったので

作家ジェフ氏のスタジオに遊びに行った。

骨董屋で古いレコードプレイヤーを買ってきて修理したがゆっくりしか回らないらしい。

少しマニアだ。

かねてからダウンタウンのアールデコ様式のビルディングを調べたい、といっていたら、なんと、

地図と資料を用意してくれていた。

すごい人だ、と思った。

犬はトイレに隔離され、お前が来ると異常に吼える、から、ということで、

9月に訪問した時にいじめたからだろう。

その犬との関係は修復不能だろう。

ェフ氏のかねてからの願望である、

所持している古いビデヲゲームの同時プレイをする。

”アタリ”だった。

ファミリーコンピューターの流行とともに消えていった幻のメーカーで、

拝見するのは初めてで衝撃だった。

小学生低学年のころ近所の同級生の家に行けば決まって西日の中でファミコンだった記憶を思い出した。



スペースインベーダーの同時プレイのときジェフ氏の機は大きく、難度が高い面をセレクトしていて、

”見せ付けられた”。

つくずく無邪気だ。

彼の友人がデズニーランドの職員で、フリーパスが手に入るらしい。

お前のパスも作って金曜なら何時でも、デズニーランドに連れてってやるといっていた。

ありがたい。

ミッキーマウスで満ちたその部屋をローリングロックとかいうビールを呑み、見回す。

6時位、ェフさんにサビナ.リーギャラリーのレセプションまで車を出してもらった。
そこで作家ングと作家ェイワの夫妻に期せず再会した。



ングの目の下に凄いくまが出来ていて、大丈夫かと訊ねたら、

絵を描きすぎたといっていて、”ガチで作品に没頭できるのがカルフォルニアの良ささ、”と言い、

終いにはノーアート、ノーライフだみたいなことを言っていた。

タワーレコードか?と突っ込みたくなった。



ェイワにングやばくねえか、と訊いたら、早く休ませねば、とポリポリいっていた。

絶え間なくポリポリとナッツとスナックを頬張り続けるェイワに、腹減ってんの?と訊ねたら

、「夕めし喰って腹がいっぱいだが、わたしはバカなんです、」みたいな返答だった。

そこでそのング夫妻がサビナ.リーさんに紹介してくれたので顔を覚えてくれたと思う。

いいギャラリーだと思うので何度か顔を出したい。



その後、ェフ氏が車で嫁を空港まで迎いに行くというので同行した。

8時45分に嫁、ーを乗せる約束で、

空港の周りを車でぐるぐる回り、時間をつぶす。

オノヨーコの話などした。

かなり、ェフ氏はオノヨーコの作品が好きらしい。

日本じゃあまり作品を見る機会ないね、と言ったら、

ほんまかいな、なんでやねんみたいなことを返してきた。

他は大体デズニーの話だった。



サンフランシスコの仕事から飛行機で帰ってきた嫁、ーは目に見えてかなり不機嫌だった。

しかし、ェフ氏の隣に座り、しばらくハイウェイを走っていると、穏やかになった。

ェフ氏はすごいやつだ、と繰り返し思った。



ピザを彼らの家の近くの”ロケットピザ”で食べた。

彼らはベジタリアンだが嫁は元々は動物も食べていたし、コーラも飲むし、ビールも大好き。

旦那ジェフ氏はもともとダメらしい。

ナチュラルボーンベジタリアンだべ、と言ったら爆笑してくれた。

ノット、キラーズだべ、といったらもう一吹きしてくれた。

ファニー、だそうだ。



二人は犬の散歩がてらホテルまで一緒に歩いてくれた。

セーフな道、ノットオーケーな道を教えてくれた。

全然ダメな道を昨日深夜歩いたといったら、

それ、スゲーあぶないよ、と言っていた。



分かれた後、既に馴染みになった店でいいちこ呑んでカラオケして寝た。

ヤンキーでごった返していて、またそいつらが良くうたうもんだから

歌がくるまで一時間かかった。

”タイムマシンにおねがい”を歌った。

日本人スタッフは満足気だった。
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by wasurerare | 2009-10-19 02:18 | Ikoi_Girl__憩娘
Tomoaki Shibata, Artist from Japan is owner of this home page since 2006.Tomoaki runs own 2 home page. Another is main act. This act: news&blog Another:main.. http://wasurerare.jimdo.com/
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