個展終え

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個展を終えました。いろんな方々が来てくれて、画廊の人も友達の多さに驚いていました。
絵じゃなくて生き方を支持してくれている人達が多分絵を買ってくれたのでしょう。
そう考えると、生き方を改めたくはない気もする。
最近変わってきたのが身の回りの人が僕を擁護してくれるようになったこと、それは口だけかもしれないが。
僕がアルバイトが続かないのを肯定するようなことを言う人達がいる。
作家はバイトクビになるくらいの性質のほうが良いかもと今日も言われた。
会期中、業界の偉い人が来廊してくれたのも恐縮だったが、そのためその時居合わせた友人達に構えなかったのが残念でならない。しかし仕方ない。なぜなら銀座の貸ギャラリーで発表することというのは「売り込み」という目的なり目標が第一にあるのだから。同窓会ではないのである。その一方でDMを同窓会に誘うように配る自分は良くなかったと気づいた。非常に申し訳なかった。
理不尽さに対した、さびしいという感情のつらさは知っているつもりだ。
年末に知人が死んだ、と共通の知人だった知人に昨日聞かされた。
死んだ奴のさわやかだった、顔が思い出される。
まさか、そいつが、といった健全そうな若い人物だった。
彼はキンミヤの焼酎をコーラで割って飲み続け多摩川の土手で泥酔していた僕にもそれほど引かず付き合ってくれた良いおニイちゃんだった。彼はさびしさを知っている人物だったのだろうか。
過労死なのか、とそれを知らせた知人が言った。
飲食店のバイトはつらい。そして芸術をこころざしながらのバイト生活は、なおつらい。
僕はそいつと同じくバイト生活しながら作家活動続けてきたが、確かに肉体的疲労や精神的屈辱によるピンチがいくつもあった。そういった時必ず僕は生きるために即刻職場を放棄した。体はでかいが強いほうではない。
僕はだらしない人間だ。しかし自分を守るのは自分しかいない。そのためのそれを肯定している。
バイト先のスタッフの中では働かないほうだったかもしれないが、バイト自体むしろ作家としては本来やらなくてもいい仕事だったのも事実ではないのか、生活さえかかっていなければ。
バイトも本業もハンデキャップを追いながらの継続なのである。
本業で徹夜してバイトで徹夜して、というのはとても異常なことだ。
しかし生真面目にやると、そういう期間は絶対強いられるのである。
現世の模範的経済社会のカタチが人間にやさしい根拠などどこにもない。
ぼんやりそんなものの言いなりになっててたまるか、と言いたい。
死んだ奴は素直で若かった。それだけに無理を通しまくったのかもしれない。
知ったような顔をして多数者の凡庸な意見を繰り返すような人間にはたとえ親でも耳を貸してはいけない。
死ぬぞ。そこそこ悪くなれ。野生の動物を見習った方が良い。
ブルーノート東京に初めて行った。
チケットを演奏に来たパーカッションのおじさんがくれたからだ。
彼はアメリカ人で昨年僕がロス滞在した時、遊んでくれた女流画家の夫だ。
僕のロス滞在が充実したものになったのは彼ら夫婦の力が大きい。
女流画家はもともとシンガーで、二十歳そこらでニューヨークの学校でジャズの勉強をしにひとり渡米した。
その渡米して間もない異文化に慣れない彼女を案内したり連れまわしてくれた現地の友人の存在に感謝の気持ちを忘れることが出来ないと言い、同じく言葉も出来ない自分にその頃の彼女自身を投影し、今度は彼女が連れまわしてやろう、と企てたのだった。
隔週でおうちに泊めてもらったり御馳走になった。朝、3人で犬を散歩に連れて行った。
犬がスプリンクラーに突っ込んだ。
時間を隔て自己投影することはどうやら涙腺を弱くするらしい。
なんどか彼女は泣いた。
彼女が昔バンドを組んでいたメンバーが喫茶店でライブをするということで同行した。
子供を産んで画家に転向した後、そういうイベントに本来彼女は顔を出さない。
演奏を聴き、車で僕をアパートに送る道中、彼女は泣いた。
そのメンバーとは当時ルームシェアしていて濃い思い出があるようだった。
涙を誘うような戦慄を合わせた演奏と、僕がその記憶をつなげたようだった。
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by wasurerare | 2010-03-15 22:18 | Ikoi_Girl__憩娘
Tomoaki Shibata, Artist from Japan is owner of this home page since 2006.Tomoaki runs own 2 home page. Another is main act. This act: news&blog Another:main.. http://wasurerare.jimdo.com/
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