2008年 10月 07日
仮説 白 色
はたして幽玄とはなんだろうか。
情報の集積であり流通の機関は脳。
意識は場所だ。意識は置くことができる。
何処にも意識を置いていない脳の様を何と呼ぶのか。
そもそもどこにも無い、状態は存在しないのか。
意識がもの凄く移動している状態もあると思う。
神経は電気信号であるからきっと早い。
本来は早いはず。
しかし意識があっちこっちに動いているとしても目の前から意識を外し続けることは困難ではないのか。
だから寝たり絵を見るときは比較的意識を巡らせる余裕がある。
鑑賞するは意識を巡らせる。
幽玄という既存の言葉をそこに当てはめるのは乱暴だ。
やっぱり知らない言葉を使うのはなるべくよそう。
日常の社会は他者の把握の下で動くことを強いられる。
それは苦痛でもある。一方必然的に安心であるかは疑問だ。
幽玄とは絵でいうとその図の空間に関連した語だ。
世に存在しない空間が図上に実現される。
幽玄と評される図上の空間に多く見られるケース、おぼろに、霧の中にでも隠れていく
モチーフ
平面に逃げていくイメージがある。
逃げても平面まで
その逃げに、ないものがある。
by wasurerare
| 2008-10-07 06:13
| Ikoi_Girl__憩娘