人気ブログランキング | 話題のタグを見る

paper

I sometimes use paper as body fabric of painting
いろんな応募用に概念を以下に書き、取っておく。

「一回性である個人の個人的であることの唯一性という粋。」

他者が私の作品に言及する時
高尚な美術史のレールから無関係に見えるとか、
稚拙な表現技法であるとか、
表現が個人的であるという。
確かに個人的だ。
誤解を招かないようにしたい、
個人的であることとは引きこもり的であることとは違う。
むしろ他者とコミュニケーションを試みることだ。
見てほしい、
私が描くのは漫画のような線描であれイラストのようなドローイングであれ
カオスに見えるほど執拗に描きこまれた巨大なペインティングであれ、
コミュ二ケーションの道具なのだ。
私は多くの場合、作中に犬や猫や鳥や女の子など牧歌的なモチーフを描く。
それらのモデルは実在するケースがほとんどで、
犬は実際に見た犬、猫は共に暮らした猫、人物は友人など、
つまりは近しい他者達にこんな変な人がいた、とかこんな愛らしい猫がいたよ、とか
豊かな視点を表現し提示するのが目的の一つである。
対象は普遍的な誰でも、ではなく交遊関係のある、個人としての他者である。
その他者達は、多くは美術、芸術周辺の人物たちである。
彼らを喜ばす為に表現としての神経のこまやかさを欠かしてはならない。
その神経はある程度は美術や美術周辺の今の環境を踏まえることが前提ではなしに成立し得ない。
あくまで私の作品は計算されたものだ。
つまり私の作品には私や私の周辺の他者が文化的に強靭で豊かな暮らしになるためという目的がある。
それゆえに、人間とはなにかというリアルさへの嗜好が強まる。
アニメーションやおたく文化、サブカルチャーに関連づけて創る場合も同様で、
風景としての文化模様を取り入れる目的がある。
今性を大事にしてのサブカルチャーへのアプローチなのだ。
浮世絵、は浮世の素晴らしさを讃えた絵画群であったと私は把握している。
私は浮世のキモを表現するために私の体験から取り組む。
めちゃくちゃなことをしているようなことを言われる筋合いはないという自信がある。
by wasurerare | 2010-01-02 19:51 | Artist Statement
Tomoaki Shibata, Artist from Japan is owner of this home page since 2006.Tomoaki runs own 2 home page. Another is main act. This act: news&blog Another:main.. http://wasurerare.jimdo.com/

by wasurerare
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31