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statement

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システム
今回、私が提出する作品は洋画だ。
日本画材をパンドルで溶き作画している
 その方法は顔料と樹脂で描く点で日本画と言えそうだ。
 しかし作者自らカテゴリーに拘るとするなら、やはり洋画だ。
 システムの目的は勝つことだ。日本画だと土俵に上がれない。
 現時点でオイルオンキャンバスしか、私がやるべき選択肢にない。
勝つために描くことが私のシステムだ。言い換えれば名作を作ろうとすること。
それは私にとって生物学的に自然な競争だ。
 この業界では勝ちは才能や環境などの制限を活かさない限りゲットできない。
 美大で日本画制作に親しんだ私や、情報化した現代を生きる私、そもそもカテゴライズされなくても幼少の頃から描いてきた私。一言で言うと現代日本で、作家志望を通してきた私、私というキャラクタ―を活かさなくてはいけない。
 勝者の条件というものがある。ドレスコードのようなものだ。それに対応するシステムで動く。
 ヴィジョンは現代作家の私が世界で通用すること。
白人が作ってきた美術の歴史で、私に出来ることを思考錯誤している。
現代の日本人のキャラクターを活かす方法を試している現状を提出する。
 ステートメントやコンセプトが重要視されるべき時代かもしれないが、私としてはそれは語られるようになってから重要になればいいと思う。それは次の展開かもしれない。つまるところ、あらすじやコンセプトを知ってから小説を読むべきかどうかくらい作者にはどうでも良い。一言で作品のメッセージを説明するとナメられないように描きました、ということ。プライドが全てだ。本来、絵画というのはそれが出来る芸術だ。
 ファイルの写真は今年3月の個展。
 去年の今頃ロサンゼルスに渡ってアパートで滞在制作した、3ヶ月間。
 その時はゲットーのイラン人から安くて良い、不思議な布やビーズを購入し、アメリカならではの安価で大量のアクリル絵の具やキャンバスを使って描いた。
砂漠の気候なので、絵の具はすぐ乾く。アパートはアールヌーボーの古く気品のある館。 日本と違い、ハリウッドが近く表現者が威張れる環境。ヴェニスビーチ。
 そこでしか生まれない作品というものがある。
グランデールにあるマイケル・ジャクソンの墓参りもした。ブルーム&ポーという村上隆が初めて個展をしたギャラリーにも行った。
私は何らかの形で、そういった第一戦の土俵に突撃して勝利すべく、営業活動も行った。
だが帰国してからというもの、その目的は霧のような何かに隠れモヤモヤてしまった。
 お陰で、しばらく欝だ。
 この応募は戦いへのアプローチだ。

by wasurerare | 2010-06-24 21:53 | Artist Statement
Tomoaki Shibata, Artist from Japan is owner of this home page since 2006.Tomoaki runs own 2 home page. Another is main act. This act: news&blog Another:main.. http://wasurerare.jimdo.com/

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