2007年 12月 03日
せんじゅの夜 ひゃんにて
作業は順調に進み上機嫌な一行。21時過ぎに仕事を終え飲み屋を冷やかそうということになる。
道中、北千住駅前の飲み屋街で地元に住む日本画科の後輩一行の若い女姓達に偶然再会した。
むせた。
イケメン風でもある連れは羨ましいと言ってくれ、無意味な誇らしげな気分にしばし、陶酔した。
その後二人は路地のビルの一室にある韓国料理屋で、たべる。
清潔な、おしゃれな木の内装の店内で客入りも良い。
料理や、冷えた瓶入りの黒豆マッコリが出会ったことがない程に上等に旨かった。舌鼓を打ち続ける。
まだ見ぬ富裕コレクターをここで接待したりしたい、と続ける。
その最上級の味のクオリティーに、その連れの人なつっこい、気っぷの良い性格が、案外安価だと言い切り、追加分は奢るからと注文を続ける。キムチチゲ ナムル チヂミ マッコリ ビーフン 魚肉ソーセージの和え物…
美しい二世代のオモニが丁寧に料理を仕立てる。
店内の大きなハイビジョンテレビで日韓戦の野球が日本の勝利で幕を閉じようとする頃、おあいそにした。
…連れは、思ったより料金が高くついたので、初めての風俗でぼったくりにあった客のように、あるいは、カツアゲにあった少年のように濡れた目の奥に不安な面影が見え隠れしていた。自らを励まし始める。
今のバイトは接客と販売だ。気が付けば北千住からの帰路、山手線車内においてその連れに対し接客を始めていた。拾ったゴラクをプレゼンする。なかなかいい接客であった。
高田馬場で連れは下車する。
不意に黙祷する
かのクロカワキショウのラストスパートが引っかかる、何か。
テンションの潔さか 人生において非常に大切な何かである。
by wasurerare
| 2007-12-03 16:38