2008年 09月 28日
模型感
多分それぞれ何かプロジェクトみたいに作り始め、発想→下図やドローイング→現物の制作となっているんだがその過程が、ときたま市販のプラモデルを作っているように感じるときがある。
ランナーからパーツをはずしてバリをとって組み立てて、やすって色を塗って仕上げる。
ほとんどの仕事、作業がただ仕上げるために向かっているような気がする。
そういった構造の良し悪しはわからない。
ただ、足をすくわれやすいのではと危惧するのはそのプラモデルとしての完成度の高さが作品自体の完成の基準になってしまう点であると思う。
かのアート作品で等身大フィギュアやデジタルで作図したものを仕上げる完成度の高さはその存在感の大きさ故に一つの美意識として世間や若手に広く深く影響を与えていて当たり前だと思う。
しかしその美意識が様式として持続して拡がって行くべきかどうか分からない。
これから将来おきる美術の時代を変える出来事のてがかりの1つくらいは微々たるものかも知れないがそんなところにある気がする。
●わ●
by wasurerare
| 2008-09-28 15:28
| Ikoi_Girl__憩娘